ニュース 2016/09/09 17:24
中国:“無添加・手作り月餅”に危険添加物、業者製品を転売のケースも
中秋節(今年は9月15日)を前にして、中国のインターネット上では数多くの個人業者が“添加物なしの手作り月餅”を売っている。しかし、あるメディアがこうした月餅の成分を調べたところ、一部の製品から人工甘味料「チクロ」が検出されたと報じたことから、不信感が広がっている。「チクロ」は大量に摂取すると肝臓や神経系に害を与える恐れがある添加物。また、そもそもこうした製品が個人業者の手作りではなく、別の製造業者が卸した商品を転売しているだけ、というケースもあるという。新華網が7日付で伝えた。
国内メディアが中国版LINE「微信」などを通じて個人業者から“無添加の手作り月餅”4点を購入して検査したところ、うち2点からチクロが検出され、月餅の安全性に対する不安が広がった。ある業者は、製造コストを安くするため、砂糖よりも甘味の強いチクロを使っているという。
この販売業者はまた、大量生産の工場から「月餅を卸すので転売してほしい」と持ちかけられたことも明かした。卸値は1箱70〜80人民元(約1070〜1220円)。これを“手作り”として売れば、120〜130人民元程度の値が付けられ、差額が販売業者の儲けとなる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
国内メディアが中国版LINE「微信」などを通じて個人業者から“無添加の手作り月餅”4点を購入して検査したところ、うち2点からチクロが検出され、月餅の安全性に対する不安が広がった。ある業者は、製造コストを安くするため、砂糖よりも甘味の強いチクロを使っているという。
この販売業者はまた、大量生産の工場から「月餅を卸すので転売してほしい」と持ちかけられたことも明かした。卸値は1箱70〜80人民元(約1070〜1220円)。これを“手作り”として売れば、120〜130人民元程度の値が付けられ、差額が販売業者の儲けとなる。
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