ニュース 2025/09/01 14:10 NEW!!
中国:大学生「インターン前倒し」加速、1~2年次で8割超が経験 
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国の大学で、1~2年次など在学初期にインターンシップに参加する学生が増えている。中国青年報が8月25日付で報じた。
同紙が実施したアンケート調査では、大学生8122人から有効回答を得た。回答者のうち84.44%が1~2年次にインターンシップを経験しており、75.38%が「大学の早い段階で参加する方が望ましい」と答えた。
参加理由としては、「就職の方向性を見極めたい」が70.77%と最多で、「社会のニーズを実感したい」(61.56%)、「仕事の経験を積みたい」(60.03%)、「短所を補いたい」(57.68%)などが続いた。
一方、早期に参加しなかった理由としては、「学業に専念したい」が60.47%と最も多く、「適切な実習機会が見つからない」(50.27%)、「情報が少ない」(44.32%)、「時間や気力が足りない」(29.90%)などが挙げられた。
こうした「インターンシップ前倒し」の動きは、就職競争の激化や企業の即戦力志向を背景に、学生が早期からキャリア形成を意識する傾向を反映している。半面、学業との両立や情報不足、実習機会の偏在といった課題も残されており、大学や企業による制度設計や支援体制の整備が今後の焦点となる。
実習のタイミングや内容を学生自身が主体的に選び取れる環境づくりが、教育現場に求められている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同紙が実施したアンケート調査では、大学生8122人から有効回答を得た。回答者のうち84.44%が1~2年次にインターンシップを経験しており、75.38%が「大学の早い段階で参加する方が望ましい」と答えた。
参加理由としては、「就職の方向性を見極めたい」が70.77%と最多で、「社会のニーズを実感したい」(61.56%)、「仕事の経験を積みたい」(60.03%)、「短所を補いたい」(57.68%)などが続いた。
一方、早期に参加しなかった理由としては、「学業に専念したい」が60.47%と最も多く、「適切な実習機会が見つからない」(50.27%)、「情報が少ない」(44.32%)、「時間や気力が足りない」(29.90%)などが挙げられた。
こうした「インターンシップ前倒し」の動きは、就職競争の激化や企業の即戦力志向を背景に、学生が早期からキャリア形成を意識する傾向を反映している。半面、学業との両立や情報不足、実習機会の偏在といった課題も残されており、大学や企業による制度設計や支援体制の整備が今後の焦点となる。
実習のタイミングや内容を学生自身が主体的に選び取れる環境づくりが、教育現場に求められている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。