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  ニュース     2025/08/21 14:18 NEW!!

中国:宇樹科技が新型ロボ予告、31関節で柔軟性向上 無料記事

【亜州ビジネス編集部】中国のロボット開発ユニコーン企業、杭州宇樹科技有限公司(Unitree Robotics)は19日、新型人型ロボット(ヒューマノイドロボット)の予告ポスターを公開した。ポスターでは、ロボットの身長が1.8メートル、関節数は31カ所であることが紹介されている。従来モデルを上回る柔軟性と動作精度が想定される。なお、発売時期については明らかにされていない。複数の中国メディアが21日付で報じた。

 宇樹科技は先ごろ中国本土で開催された「第1回世界人型ロボット大会」に参加。同社製のロボットは1500メートル、400メートル、4×100メートルリレーなどの競技で金メダルを獲得したほか、100メートル障害では金・銀・銅の全メダルを手中に収めた。

 創業者の王興興氏は1500メートル競技後の取材に対し、「H1型ロボットの平均速度は毎秒約3.8メートルに達する」と説明。操作にリモコンを採用した理由については、「ロボットの性能を最大限に引き出すため」と語った。

 宇樹科技は「杭州六小龍」(先端技術分野で大躍進を遂げた浙江省杭州市の有力ベンチャー企業6社)の一角。主要製品は、消費・研究向け四足ロボット犬、産業向け四足ロボット犬、汎用人型ロボットの3系統に加え、周辺機器のレーザーレーダー(LiDAR)センサー、ロボットアーム、電動ポケットジム(Unitree PUMP)、電動関節モジュールなど。安全巡検や消防などのソリューションサービスも提供している。

 民間調査会社の高工機器人産業研究所によれば、宇樹科技による24年の四足ロボット販売は2万3700台に拡大し、世界シェアが69.75%に達した。人型ロボットの販売も1500台を超えている。


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