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  ニュース     2026/02/24 11:03 NEW!!

中国:春節の映画興行収入4割減、地方は「聖地巡礼」で観光客誘致 無料記事

【亜州ビジネス編集部】中国で春節連休の映画市場が低調な結果となった。オンラインチケット販売の猫眼娯楽(1896/HK)によると、今年の春節9連休(2月15~23日)の映画興行収入は57億4900万人民元(約1287億円)。8連休だった前年との比較で39.6%減少している。観客動員数は延べ1億2000万人で、同35.8%減少した。捜狐娯楽など複数メディアが24日付で伝えた。

 前年の春節連休は、国産アニメ映画「ナタ之魔童閙海(邦題:ナタ 魔童の大暴れ)」が歴史的な興行成績を記録するなど、映画市況が活況となっていた反動が出た。今年は目玉となる作品が少なかったことが興行不振の一因とみられている。

 作品別の興行収入ランキングでは、国産映画の「飛馳人生3(Pegasus 3)」が29億2593万人民元に達し、今年の春節映画トップとなった。2位には、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の「驚蟄無声(邦題:スケア・アウト)」が8億6709万人民元で続いた。

 一方、興行収入は低調だったものの、中国各地の地方政府は映画の舞台を訪れる「聖地巡礼」プロモーションを通じた観光客の呼び込みに注力している。前出の「飛馳人生3」のロケ地となった四川省カンゼ・チベット族自治州では、地元政府が映画チケットの半券で指定ホテルの割引などを受けられるキャンペーンを実施。また、「驚蟄無声」が撮影された深セン市では、地元政府がロケ地を巡るモデルコースを発表するなど、各地が観光プロモーションに映画を活用している。

 香港紙・明報によると、映画を通じた観光振興は中国の内需刺激策の一環だ。国家電影局などは先ごろ、「映画経済促進年」キャンペーンを始動し、26年に少なくとも12億人民元の鑑賞補助金を投入する方針を示している。


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