【亜州ビジネス編集部】アップル（AAPL/NASDAQ）が9月に発売する見込みの「iPhone17」シリーズが量産のピーク期に入った。最大生産拠点の中国・河南省鄭州では、富士康科技集団（フォックスコン）が3カ月満了時に約1万9000人民元～2万2000人民元（約39万～45万円）を支給する条件で期間工を募集しており、求職者の長蛇の列ができている。21日付台湾・経済日報などが報じた。

　時給は最高26人民元、3カ月満了時の帰郷手当ては最高8000人民元だ。新型コロナウイルス流行明けの2022年の時給31人民元、帰郷手当て1万500人民元には及ばない。ただ、今年中国では工場労働者の賃金が低下し、募集枠も減少しているため、求職者の列の長さは数百メートルにも及んでいる。

　先日のブルームバーグの報道によると、アップルは今年、iPhone17シリーズの全4機種をインドでも生産する。関税の影響を低減するため、米国に輸出する機種の大部分をインドで生産する構えだ。


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