全国的な成長鈍化に逆行し、中国西南部の雲南省で経済が活性化している。主な貿易相手はベトナムやミャンマーなどASEAN諸国。今年1〜8月の輸出入額は、前年同期比19.7％増の合計1466億5000万人民元（約2兆2400億円）に達している。中国全体の伸びを16.1％も上回った。輸出が31.8％増の632億9000万人民元、輸入が12.0％増の833億6000万人民元で推移している。雲南省統計局が17日に報告した。

　一定規模を超える工業企業の増加値（付加価値額）は10.0％の伸び。全国を4.4ポイント上回った。固定資産投資は11.2％の増加率。伸びは1〜7月比で3.8ポイント高まった。全国を5.7ポイント超えている。

　小売売上高は10.4％増の4795億5000万人民元。全国を2.2ポイント上回った。

　公共予算収入は3.8％増の1358億4700万人民元、公共予算支出は17.2％増の4617億7600万人民元。全国をそれぞれ1.0ポイント、8.4ポイントずつ上回った。

　2019年の目標について、雲南省政府は前年比で貿易額を15.0％増、工業付加価値額を11.0％増、固定資産投資を12.0％増、小売売上高を11.0％増、域内総生産（GRP）を8.5％増にそれぞれ設定している。


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