ニュース 2019/08/07 19:00
中国:19年新車販売予想5〜6%下方修正、新エネ160→150万台
経済・統計
業界団体の中国汽車工業協会はこのほど、2019年通年の新車販売予想を下方修正した。全体の新車市場に関しては、年初時点の「2800万台」から今回は「2668万台」に4.7%調整。新エネルギー自動車についても、当初予想の「160万台」から今回の「150万台」に6.3%引き下げている。経済観察網などが7日までに伝えた。
新エネ車の販売成長は鈍化しつつある。購入補助の減額、出火事故の頻発などが重し。今年上半期は中国で新エネ車のリコールが9回発動された。対象の車両は、合算で30万台近くを数える。うち動力電池に絡んだリコールは台数全体の2割を占めた。
過去数年にわたって新エネ車販売は倍増ペースで急拡大したものの、18年は対前年の伸びが60%超に低下している。今年上半期の新エネ車販売は、前年同期比49.6%増の概算61万7000台。伸びは今年最低を更新した。下方修正前の年間目標に対し、進ちょく率は38.6%にとどまっている。中国汽車工業協会は19年の新エネ車販売について、伸び率を当初予想の「27.4%」から今回の「19.4%」に下方修正した。
同協会によれば、今年6月の新車販売台数は、前年同月比9.6%減の205万6000台に縮小した。マイナス成長は12カ月連続。生産台数も17.3%減の189万5000台に下向いている。
一方、新エネルギー車の販売は80.0%増の15万2000台。うち電気自動車(EV)が106.7%増の12万9000台、プラグインハイブリッド車(PHV)が2.2%増の2万2000台、燃料電池車が15.6倍の484台で推移した。新エネ車全体の生産台数は13万4000台で、前年同月を56.3%上回っている。
1〜6月の上半期累計では、全体の新車販売が前年同期比12.4%減の1232万3000台(うち乗用車は14.0%減の1012万7000台、商用車は4.1%減の219万6000台)に縮小した。
2018年の新車販売は、前年比2.8%減の2808万600台に低迷。1990年以来、28年ぶりのマイナス成長を喫した。生産台数も4.2%減の2780万9200台に下向いた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新エネ車の販売成長は鈍化しつつある。購入補助の減額、出火事故の頻発などが重し。今年上半期は中国で新エネ車のリコールが9回発動された。対象の車両は、合算で30万台近くを数える。うち動力電池に絡んだリコールは台数全体の2割を占めた。
過去数年にわたって新エネ車販売は倍増ペースで急拡大したものの、18年は対前年の伸びが60%超に低下している。今年上半期の新エネ車販売は、前年同期比49.6%増の概算61万7000台。伸びは今年最低を更新した。下方修正前の年間目標に対し、進ちょく率は38.6%にとどまっている。中国汽車工業協会は19年の新エネ車販売について、伸び率を当初予想の「27.4%」から今回の「19.4%」に下方修正した。
同協会によれば、今年6月の新車販売台数は、前年同月比9.6%減の205万6000台に縮小した。マイナス成長は12カ月連続。生産台数も17.3%減の189万5000台に下向いている。
一方、新エネルギー車の販売は80.0%増の15万2000台。うち電気自動車(EV)が106.7%増の12万9000台、プラグインハイブリッド車(PHV)が2.2%増の2万2000台、燃料電池車が15.6倍の484台で推移した。新エネ車全体の生産台数は13万4000台で、前年同月を56.3%上回っている。
1〜6月の上半期累計では、全体の新車販売が前年同期比12.4%減の1232万3000台(うち乗用車は14.0%減の1012万7000台、商用車は4.1%減の219万6000台)に縮小した。
2018年の新車販売は、前年比2.8%減の2808万600台に低迷。1990年以来、28年ぶりのマイナス成長を喫した。生産台数も4.2%減の2780万9200台に下向いた。
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