中国本土で足元の家電販売が低迷している。中国家電研究院と全国家電工業情報センターの最新リポートによると、家電製品の小売売上高は前年同期比2.1％減の4125億人民元（約6兆2200億円）に細った。下げ幅は第1四半期比で1.0ポイント縮小している。経済日報が6日付で伝えた。
　中国の家電小売売上高は昨年後半以降、減少傾向が続いている。これに関し、中国軽工業連合会は「マクロ経済環境の変化に加えて、かつて続いた不動産業の急成長と人口増加の反動によるもの」と分析している。
　今年通年の小売売上高について、全国家電工業情報センターの研究者は、家電メーカーが品質向上のための取り組みを続けていることから、通年では減少率が前年比で1.3％減程度に留まると予想している。