中国人の訪日者数が月次ベースで過去最多を記録し、100万人の大台超えを達成した。日本政府観光局は21日、今年7月の訪日外客数を公表。国別で中国からが前年同期比19.5％増の105万500人を記録したと報告した。1〜7月の累計でも2ケタ増。13.1％増の558万3000人に積み上がっている。

　今年1月からスタートした「個人査証の発給要件緩和」が追い風。夏季休暇シーズンの到来で旅行需要が高まるなか、新規就航や増便を通じた航空座席供給量の拡大が続いた。

　このほか東アジアでは、韓国からが7.6％減の56万1700人、台湾からが0.3％減の45万9200人、香港からが4.4％減の21万6800人など。韓国では、自国経済の低迷、日韓情勢の悪化が響いている。

　世界全体では、7月は299万1000人に達した。前年同期比で5.6％の伸びを確保。2018年7月の283万2000人を約16万人上回り、こちらも月次最多を更新した。


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