中国で携帯電話機の出荷数が再びマイナス成長に転じた。今年6月の国内出荷数は、前年同月比6.3％減の3431万台。3カ月ぶりに縮小した。6月は第5世代（5G）サービス対応端末が市場に初投入され、4Gからの移行の過渡期に突入している。工業情報化部の直属機関、中国信息通信研究院が11日に報告した。

　うちスマートフォンの出荷数は5.0％減の3322万台。こちらもマイナス成長に転じた。また携帯電話機のうち、4G端末の出荷数は5.2％減の3326万2000台（構成比96.9％）。ブランド別では、国産ブランド携帯電話機の出荷数が4.1％減の3268万台（構成比95.2％）だった。

　6月は新たに38モデルが発売されたが、新規投入機種の数は前年同期からほぼ半減した。38モデルのうち、2G端末が9種、4G端末が28種、5G端末が1種だった。

　1〜6月の累計では、携帯電話全体の出荷数が5.1％減の1億8600万台。うちスマホが4.3％減の1億7800万台で推移している。


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