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  ニュース     2019/07/31 08:49

中国:7月製造業PMIは49.7、市場予想を0.1ポイント上回る 無料記事

 中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が引き続き低迷している。中国国家統計局と中国物流購入連合会は7月31日、2019年7月のPMIが49.7だったと発表した。前月実績(49.4)と市場予想(49.6)を上回ったものの、節目の50は3カ月連続で下回った。

 事業規模別では、引き続き中・小企業が節目の50を割り込んでいる。大企業が50.7(前月比↑0.8ポイント)、中企業が48.7(↓0.4ポイント)、小企業が48.2(↓0.1ポイント)だった。

 各指数の変動は、生産指数が52.1(↑0.8ポイント)、サプライヤー配送時間指数が50.1(↓0.1ポイント)と50以上で推移した。半面、新規受注指数が49.8(↓0.2ポイント)、原材料在庫指数が48.0(↓0.2ポイント)、雇用指数が47.1(↑0.2ポイント)と低迷している。

 一方、18年1月から始まった製造業とサービス業界を合わせた「総合PMI指数」は、季節調整済みで53.1という水準。前月比で0.1ポイント上昇した。総合PMI指数は中国全体の経済成長動向と景気循環サイクルを示すもので、マクロ経済の動向をより鮮明に数値で示すことが可能。EU圏、米、英、独、日など各国で報告される計算方法に沿って、各項目をウエートに応じて足し合わせている。製造業PMIと非製造業PMIでは反映しきれない、全体的な景況感を示す。

 同月の非製造業PMIは53.7という結果。前月(54.2)から0.5ポイント低下し、7カ月ぶりに54.0を下回った。うち鉄道運輸、航空運輸、郵政、テレビ・衛星サービス、文化スポーツ娯楽で56以上で景況感の楽観が続いた。半面、不動産は低迷している。このほか、新規受注指数は50.4(↓1.1ポイント)、投入価格指数は52.9(↑1.4ポイント)、販売価格指数は50.6(↑0.9ポイント)、従業員指数は48.7(↑0.5ポイント)、業務活動予期指数は59.8(↓0.8ポイント)にそれぞれ変動した。


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