中国飯店協会が3日発表した「中国飲食業リポート」によると、2018年に国内飲食業の売上高は前年比9.5％増の4兆2716億人民元（約67兆1600億円）に上った。地域別では山東省が3995億人民元でトップ。2〜4位は広東、江蘇、河北各省で、いずれも3000億人民元を超えた。毎日経済新聞が5日付で伝えた。

　中国の飲食業界では近年、火鍋市場が急速に拡大している。18年に火鍋市場の売上高が8757億人民元となり、14年に比べて52％増大した。全国の火鍋料理店は18年末時点で約40万店で、飲食店全体の4％を占める。100店舗のうち4店が火鍋店という計算だ。

　全国で火鍋店が最も多い地域は四川省で約4万店。以下、広東省が2位、重慶市が3位と続く。四川省と重慶市は「麻辣火鍋」の本場として知られる。広東省では粥をスープにした火鍋や鶏肉と豚の胃（ガツ）をベースにした広東風火鍋が人気を集めている。


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