インターネット企業とインターネット関連サービスを手がける企業の急ピッチな増収が続いている。工業和信息化部（工業情報化部）は7月31日、一定規模を超えるネット企業とネット関連サービス企業の総収入について、今年上半期に中国全体で前年同期比17.9％増の5409億人民元（約8兆5500億円）に達したと発表した。伸びは前年同期比で5.0ポイント低下したものの、今年第1四半期と比べると0.6ポイント上昇している。

　ネット関連サービス企業の研究開発費も急拡大。上半期は29.4％増の230億人民元に上った。伸びは今年第1四半期と比べて7.0ポイント加速している。

　インターネットを介した音楽・映像配信、ゲーム、ニュース、閲読、音声配信などに関連するサービス企業は、上半期の総収入が23.0％増の3703億人民元に達した。今年第1四半期と比較し、伸びは5.8ポイント加速している。ネット企業とネット関連サービス企業の売上高に占める比率は68.5％にまで高まった。

　インターネットを介した生産サービスプラットフォーム、生活サービスプラットフォーム、科学技術プラットフォーム、公共サービスプラットフォームの運営企業は、総収入が13.1％増の1283億人民元に伸びている。

　ネット企業の収入の多いエリアは、浙江省（全体の35.2％）、上海市（25.6％）、北京市（19.1％）、江蘇省（18.4％）、広東省（11.7％）の順。これらエリアで3227億人民元を売り上げた。全国ネット企業収入の88.2％を占めている。


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