ニュース 2019/08/07 08:43
中国:サムスン電子の西安2期、20年量産めざし急ピッチ作業
経済・統計
半導体メモリ世界最大手の韓国メーカーが中国で増産投資を進めている。韓国のサムスン電子(005930/KS)は陝西省西安市で第2期プロジェクトを整備中。メイン施設の工場棟は、足もとで完工した。2020年第1四半期の量産を目指し、今年6月5日から製造装置の参入作業に着手。機器の調整を年内に終える予定という。陝西日報などが6日までに伝えた。
フラッシュメモリ・DRAM世界最大手のサムスン電子は2018年3月13日、NAND型フラッシュメモリの増産に向けて西安工場に70億米ドル(約7405億円)を追加投資すると発表。3月末に着工した。12インチシリコンウエハの加工枚数は、足もとの12万枚から20万台に拡大する。67%の増産となる計算。3年かけて増産し、業界下位や新規参入のメーカーを引き離す戦略だ。
現地子会社の三星(中国)半導体公司を通じて12年9月、サムスン電子は西安高新技術産業開発区(西安高新区)内で西安工場1期を着工。世界で最も高い技術レベルを導入し、線幅10ナノ級の超微細加工で「3D NAND」(サムスン社の呼称は「3D Vertical NAND」)型のフラッシュメモリ生産に乗り出した。工場の敷地面積は115万平米。工期は20カ月に及んだ。現地で2000人あまりを雇用している。1期の投資額は70億米ドルを超えた。14年5月、量産態勢に正式移行している。
このほか西安市では、重大ICTプロジェクトが展開されている。北京奕斯偉科技(ESWIN)のシリコンウエハ生産工場はインフラ整備が完了。20年の本格出荷を視野に入れ、19年内の試験生産とサンプル出荷を予定している。天水華天科技(002185/SZ)の集積回路(IC)組立・検査工場は、ほぼ完成。第1期は今年第3四半期に稼働する見通しだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
フラッシュメモリ・DRAM世界最大手のサムスン電子は2018年3月13日、NAND型フラッシュメモリの増産に向けて西安工場に70億米ドル(約7405億円)を追加投資すると発表。3月末に着工した。12インチシリコンウエハの加工枚数は、足もとの12万枚から20万台に拡大する。67%の増産となる計算。3年かけて増産し、業界下位や新規参入のメーカーを引き離す戦略だ。
現地子会社の三星(中国)半導体公司を通じて12年9月、サムスン電子は西安高新技術産業開発区(西安高新区)内で西安工場1期を着工。世界で最も高い技術レベルを導入し、線幅10ナノ級の超微細加工で「3D NAND」(サムスン社の呼称は「3D Vertical NAND」)型のフラッシュメモリ生産に乗り出した。工場の敷地面積は115万平米。工期は20カ月に及んだ。現地で2000人あまりを雇用している。1期の投資額は70億米ドルを超えた。14年5月、量産態勢に正式移行している。
このほか西安市では、重大ICTプロジェクトが展開されている。北京奕斯偉科技(ESWIN)のシリコンウエハ生産工場はインフラ整備が完了。20年の本格出荷を視野に入れ、19年内の試験生産とサンプル出荷を予定している。天水華天科技(002185/SZ)の集積回路(IC)組立・検査工場は、ほぼ完成。第1期は今年第3四半期に稼働する見通しだ。
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