【亜州ビジネス編集部】中国の産業用ロボット業界が増産基調で推移している。今年7月の生産台数は、前年同期比19.4％増の2万1170台に拡大した。前月(2万761台)比でも2.0％の増産となる。前年同期比で5カ月連続のプラス成長を達成した。年初来の累計では、10.4％増の11万5976台に上っている。国家統計局が14日に報告した。
　このほか7月の工業製品生産は、金属工作機械が14.7％増の4万台、自動車が26.8％増の225万8000台など。自動車のうちセダンは10.6％増の82万5000台、SUVは20.1％増の71万2000台で推移した。新エネルギー自動車も36.7％増の10万8000台に伸びている。
　エレクトロニクス製品・デバイスの生産実績は、パソコンが17.8％増の3289万台、携帯端末が0.8％増の1億2226万台（うちスマートフォンは19.2％増の9454万台）、半導体集積回路（IC）が9.0％増の222億個に達した。
　1〜7月にかけた累計では、金属工作機械が9.1％減の24万台、自動車が9.7％減の1254万5000台など。自動車のうちセダンは19.0％減の451万3000台、SUVは8.2％減の400万2000台で推移した。新エネルギー自動車も縮小し、29.8％減の51万台を生産している。
　エレクトロニクス製品・デバイスの生産は、パソコンが4.1％増の1億8661万台、携帯端末が10.7％減の7億2002万台（うちスマートフォンは2.2％増の5億5499万台）、ICが12.7％増の1390億個などだった。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。