投資ファンドのセコイア・キャピタル、ジェネラル・アトランティックを含む複数の投資家が北京字節跳動科技（バイトダンス）に対し、ショート動画アプリ「ティックトック（TikTok）」の買収を提案したもようだ。これら投資家はバイトダンスに出資する大株主で、TikTokの過半数株取得を目指すという。このほか、他の企業や投資会社もTikTok買収に関心を示している。外電が30日、消息筋情報として伝えた。

　TikTokの企業価値について、これら投資家は約500億米ドル（約5兆2537億円）と見積もっている。この評価額は、TikTokの2020年予想売上高（約10億米ドル）の50倍だ。競合する「スナップチャット（Snapchat）」の評価額を大きく上回っている。

　TikTokを巡っては、米国やインドが安全保障上の懸念から規制に動いている。こうした中、バイトダンスはTikTokに関して各種の選択肢を検討中。TikTokの米国部門だけを売却することも検討しているという。


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