国営鉄道会社の中国国家鉄路集団有限公司は4月30日、2019年の業績を報告し、前年同期比で売上高が3.6％増の1兆1348億人民元（約17兆2300億円）、純利益が4億8000万人民元増の25億2000万人民元に上ったと発表した。
　12月末の総資産は前年末比3.9％増の8兆3150億人民元、総負債は5兆4859億人民元。総資産負債比率は65.98％で推移している。
　輸送旅客は2億6000万人（7.9％）増の延べ35億8000万人に達した。貨物輸送量は2億5000万トン（7.8％）増の34億4000万人を数える。鉄道輸送部門の売上高は、6.7％増の8168億人民元に伸びた。
　中国国家鉄路は北京と上海を結ぶ幹線高速鉄道の運営会社、京滬高速鉄路（京滬高鉄：601816/SH）などを傘下に擁する。京滬高鉄の19年業績は、売上高が5.7％増の329億4216万人民元、純利益が16.5％増の総額119億3724万人民元に拡大した。年間の旅客輸送は、全国鉄道旅客全体の6.0％を占める概算で延べ2億1500万人。輸送実績は956億1000万人キロで全国鉄道の6.58％を占めている。


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