海外航空会社の旅客機による中国通航の規制が8日から緩和される。中国民用航空局（民航局）は4日、新たに海外航空企業95社の旅客機を空港に受け入れると発表した。運航再開の申請を受理する。

　海外路線の国際便数も引き上げると通知した。毎週の運航数について、これまでの100→150便に5割り引き上げる。毎週の訪中航空旅客に関しては、約3万3000人（1日平均約4700人）に拡大すると想定した。

　国務院による新型コロナ感染拡大阻止策を順守し、民航局は3月26日、「空運旅客国際航路に関する通知」を発表。中国との旅客機往来については3月29日以降、自国航空企業は各社で各国1路線の週1往復のみ容認してきた。海外航空企業に対しては、1路線で週1路線のみに制限している。

　コロナ流行前は、国内航空30社、海外航空123社が中国を結ぶ国際旅客便を運航していた。コロナ流行期に入り、国内航空11社、海外航空95社が中国を往来する国際旅客便の運航を見合わせていた経緯がある。


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