英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）」が7日に発表した「THE世界大学ランキング2021年版」で、中国の清華大学が20位となり、アジア勢で初めてトップ20入りを果たした。また、100位圏内に入った中国の大学は6校となり、前年の3校から倍増。教育の分野でも、中国の存在感が増している。
　上位200校に入った中国の大学は、清華大学（20位：前年23位）、北京大学（23位：前年24位）、復旦大学（70位：前年109位）、中国科学技術大学（87位：前年80位）、浙江大学（94位：前年107位）、上海交通大学（100位：前年157位）、南京大学（111位：前年144位）の7校。うち中国科学技術大学はランクダウンしたが、その他6校はすべて順位を上げている。
　他のアジアの大学では、シンガポール国立大学が25位、東京大学が36位、香港大学が39位、シンガポール南洋理工大学が47位、京都大学が54位、香港中文大学、香港科技大学が同率56位、韓国ソウル大学が60位など。1〜3位は順に、英オックスフォード大学、米スタンフォード大学、米ハーバード大学だった。
　同ランキングは、「教育力」「研究力」「研究の影響力」「国際性」「産業界からの収入」の5分野13指標を評価基準とする。世界93カ国・地域の1500校余りを対象にランキングが作成された。


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