中国の産業用ロボットが3カ月連続の増産で推移している。2019年12月の産業用ロボット生産台数は、前年同期比15.3％増の2万14台（セット）。前月比でも24.5％の増産を確保した。1〜12月にかけた年間累計でもマイナス成長幅が縮小。12カ月で前年同期比6.1％減の18万6943台で推移している。国家統計局が17日に報告した。月次ベースの2万台乗せは統計公表以来で初めてとなる。

このほか12月の工業製品生産は、金属工作機械が14.3％減の4万台、自動車が8.1％増の270万5000台など。自動車のうちセダンは5.8％減の97万3000台、SUVは30.3％増の101万1000台で推移した。新エネルギー自動車は縮小が持続。27.0％減の13万5000台（前月比では↑42％）を生産した。

　エレクトロニクス製品・デバイスの生産実績は、パソコンが13.2％増の3189万台、携帯端末が3.5％増の1億7529万台（うちスマートフォンは0.3％増の1億1855万台）、半導体集積回路（IC）が30.0％増の202億個など。ICは前月比で8.6％も増加した。

　1〜12月の年間累計では、金属工作機械が18.8％減の42万台、自動車が8.0％減の2552万8000台など。自動車のうちセダンは12.7％減の1018万2000台、SUVは5.6％減の876万台に縮小している。新エネルギー自動車は小幅ながらマイナス成長に転落し、0.6％減の119万台に低迷した。エレクトロニクス製品・デバイスでは、パソコンが7.7％増の3億4163万台、携帯端末が6.0％減の17億101万台（うちスマートフォンは8.1％減の12億2719万台）、ICが7.2％増の2018億個を数える。




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