中国汽車工業協会は10日、今年6月の新車販売台数が前年同月比11.6％増の230万台に伸びたと発表した。増加率は前月の14.5％からやや鈍化したものの、3カ月連続でプラス成長を維持している。生産台数も22.5％増の232万5000台と高い伸び。6月の販売、生産台数としては過去最多を記録した。前月比では、販売が4.8％増、生産が6.3％増で推移している。
　車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比1.8％増の176万4000台（前月比5.4％増）、生産台数が12.2％増の179万8000台（同8.3％増）。商用車は販売台数が63.1％増の53万6000台（同3.1％増）、生産台数が77.9％増の52万7000台（同0.1％減）となった。商用車の販売台数は今年4月に続き、再び月次ベースの過去最多記録を更新している。
　一方、新エネルギー車は不振が続く。6月の販売台数は前年同月比33.1％減の10万4000台に低迷した。減少率は前月の23.5％から拡大している。内訳は電気自動車（EV）が37.6％減の8万2000台、プラグインハイブリッド車（PHV）が6.0％減の2万1000台、燃料電池車が83.3％減の81台。新エネ車全体の生産台数は10万2000台で、前年同月を25.0％下回った。
　1〜6月の累計では、販売台数が前年同期比16.9％減の1025万7000台。うち乗用車が22.4％減の787万3000台、商用車が8.6％増の238万4000台だった。全体の生産台数は16.8％減の1011万2000台で推移している。


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