中国財政部は25日、国有企業・国有持株会社（金融関連は含まず）の利益総額が2020年1〜4月に前年同期比63.0％減の4120億1000万人民元（約6兆2186億円）に縮小したと発表した。減少率は1〜3月の59.7％から拡大している。新型コロナウイルスの感染拡大が影響したとみられる。
　利益の内訳は、中央国有企業が53.1％減の3628億人民元、地方国有企業が85.5％減の1492億1000万人民元。中央国有企業で減少ペースが加速する一方（1〜3月は49.1％減）、地方国有企業は下げがやや鈍化している（同86.3％減）。また、税引き後利益は全体で74.3％減の2105億6000万人民元だった。
　一方、売上高は9.2％減の17兆271億2000万人民元。減少率は1〜3月の11.7％からやや縮小した。うち中央国有企業が9.2％減の9兆9477億6000万人民元、地方国有企業も9.2％減の7兆793億6000万人民元。売上原価は全体で6.2％減の16兆9238億6000万人民元で推移した。
　納税額は9.3％減の1兆3976億人民元。うち中央国有企業が8.7％減の1兆286億4000万人民元、地方国有企業が10.9％減の3689億5000万人民元だった。


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