中国の国家衛生健康委員会は6日、同日午前零時（現地時間）時点で、新型コロナウイルスによる肺炎の患者が2万8018人に達したと発表した。重症患者は3859人、死者は563人に上っている。

　5日に新たに増えた患者は3694人で、うち640人が重症。死者は73人増えた。新たに報告された疑い例は5828人に上っている。

　米メディアによると、世界保健機関（WHO）は4日、新たな患者が1日当たり4000人近く増えていることに懸念を示した。また、テドロス事務局長は加盟各国に6億米ドル（約659億円）の支援を要請。「今資金を投入しなければ、将来さらに多くを支払うことになる」と語った。

　国家衛生健康委のデータによると、新たに報告された疑い例は4日までの時点で連日で減少していたが、5日に再び増加に転じた。今月1日に新たに報告された疑い例は4562人、2日は5173人、3日は5072人、4日は3971人、5日は5828人と推移していている。

　なお、台湾の中央疫情指揮センターは5日、中国本土、香港、マカオからの入境者に対し、自主的に検査を受けた上で14日間の自宅待機を義務付けると表明した。町内会長にあたる「里長」らが毎日、在宅しているかを確認する。中国本土、香港、マカオに渡航歴がある者が自宅待機せず、行方をくらませた場合、刑事罰を科す方針。


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