消費需要の掘り起こしを目指し、上海は全市を挙げた販売促進キャンペーンを毎年実施する方針だ。今年は特別に開催し、想定通りの消費刺激効果をもたらしたという。来年も以降も連続で仕掛けることで、経済の底上げを図る狙いがある。上海市政府が8日に報告した。

　上海市政府は今年、5月5月を中心として5〜6月にかけた「五五購物節」を開催。多くの商品が値引き販売された。実店舗の売上高が3〜4月比で11.6％拡大し、前年同期並みの2846億人民元（約4兆3700億円）にまで回復している。インターネット通販を介した小売販売額も、前年同期比23.5％増の2551億人民元に膨らんだ。こうした成果を踏まえ、2021年以降も繰り返し実施する。


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