中国の国家衛生健康委員会は19日、同日午前0時（現地時間）現在、新型コロナウイルス感染者が累計で7万4185人に達したと報告した。治癒や死者などをのぞいた現在の患者数は5万7805人（うち重症患者が1万1977人）、死者は2004人に増えている。
　18日は感染者が1749人、死者が136人（うち湖北省が132人、黒竜江省、山東省、広東省、貴州省が各1人）増えた。また、疑い例は1185人増えている。ただ、患者が最も多い湖北省を除いた新規感染者は15日連続で減少した。
　中国疾病対策予防センターは17日、専門誌「中華流行病学雑誌」でリポートを発表。新型コロナウイルス肺炎の患者7万人を分析した結果、患者の80.9％が軽症だとする調査結果を明らかにした。危険性が最も高いのは「高齢者」と「基礎疾患あり」のケースだという。
　同リポートによると、新型肺炎の致死率は2.3％で、うち湖北省が2.9％、その他エリアが0.4％という水準。年齢別では、80歳以上の患者で致死率が14.8％に達した。性別では男性が2.8％、女性が1.7％と、男性の方が致死率が高いことが分かっている。


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