中国の白物家電大手、広東美的集団（000333/SZ）がタイ東部チョンブリ県で工場の建設用地を確保した。海外に自社最大規模の家電工場を建設する。

　現地法人でエアコンなどを販売する美的制冷設備（タイランド）が先週、大手財閥TCCグループ傘下で賃貸工場・倉庫開発を手がけるフレイザーズ・プロパティー（タイランド）と土地の売買契約を結んだ。敷地面積は20万8000平方メートル。家電のほか、ハイテク製品の製造拠点として活用する。

　フレイザーズによると、美的が購入した土地は深海港やフレイザーズの物流拠点に近く、利便性が高い。フレイザーズは周辺に土地48万平方メートルを確保した。賃貸工場や賃貸倉庫の開発を進める計画という。


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