【亜州ビジネス編集部】中国宅配業協会が8日発表した「国内宅配業の社会貢献に関するリポート」によると、2019年の全国宅配取扱件数は600億件、宅配業の売上高は7000億人民元（約10兆9000億円）超となった。同国宅配業の市場規模は6年連続で世界一を維持。売上高の伸び率は国内総生産（GDP）成長率の4倍にもなる。毎日経済新聞が同日付で伝えた。
　19年に中国国内で1日当たりの宅配利用者数は平均で3億5000万人。全人口の約4分の1が利用している計算だ。電子商取引（EC）の普及が宅配利用の増加に大きく関わっており、同年に宅配によって届けられたEC小売額は8兆5000億人民元を超えた。小売売上高全体の20.7％に相当する。
　同年に中国宅配業の就業者数は320万人超。20万人以上が新たにこの分野に就業した。



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