【亜州ビジネス編集部】　気象情報サイトの中国天気網によると、22日に発生した台風8号（バービー）は勢力を強めながら北上を続けた後、27日午前8時半ごろ、北朝鮮・平安北道に上陸した。台風8号はこの後、中国東北地区の遼寧、吉林、黒竜江の3省を北上しながら徐々に勢力を弱めるものと予想されている。3省のうち、特に遼寧省で強い雨と風が見込まれている。
　遼寧省大連市では26日朝から、雷を伴う雨が断続的に続き、同日午後8時までの平均雨量は52ミリに達した。雨は市中心部や金普新区などで特に強く、金普新区の一部では153.2ミリを記録している。26日は市内全域で強い風が吹いた。
　大連市では26日、大雨のため道路が各所で冠水。一部が通行止めになった。また、高速道路の多くで速度制限が行われている。このほか、鉄道会社の中国鉄路瀋陽局集団（遼寧省瀋陽市）は26日から29日まで、大連〜瀋陽、瀋陽〜丹東、大連〜丹東高速鉄道の運休を決めた。


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