国家工業信息化部の苗ウ部長は21日、北京市亦庄でこの日開幕した「第1回世界5G大会」に出席し、国内の5G基地局数が11万3000カ所となったことを明らかにした。年内にも13万カ所に増加する見通し。また、5Gプランの契約ユーザー数についてもすでに87万人に達し、良好な伸びを示しているという。京新報が同日付で伝えた。
　苗部長は同大会の開幕式で式辞を述べ、「中国は制度と市場の優位性を充分に発揮し、5G産業の発展を推進する。情報消費、公共サービス、社会管理などの領域で融合と応用を図り、社会のデジタル化転換を支援していく」とした。また、中国の5Gネットワーク建設について、グローバル企業や研究機関に対して協力を呼び掛ける一方、「これまで中国は前もって市場割り当てを設定せず、国内外のすべての企業に対し、入札規則の下で公正な競争を進めてきた」と強調した。
　中国は今年11月1日、5G商用化を実現。中国移動（941/HK）を含む国有通信キャリア3社が一斉にサービスを開始した。各社の料金プランは月額128人民元からの横並び。すでに5Gサービスが始まっている世界各国の中で最も安い水準だ。しかも6カ月前の事前予約なら最大3割の優待が適用され、実質90人民元で利用できる。


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