新型コロナウイルスのパンデミックが発生するなか、中国の防疫用品輸出は急ピッチに伸びている。4月1〜12日にかけた輸出実績は、総額で165億6000万人民元（約2525億円）規模に膨らんだ。総数は3300万点を超える。税関統計として経済日報などが13日に伝えた。
　主な輸出品は、マスク3135万枚、防護服50万9000着、ウイルス検査試薬118万8000人分相当、人工呼吸器677台、赤外線体温計測器4万6000件などに上る。
　一方、不良品の輸出を阻む姿勢だ。中国商務部は13日、品質が粗悪な医療用物資を海外輸出した企業を非難。国家のイメージを劣化させた北京啓迪区塊鏈科技発展有限公司と愛宝達科技（深セン）有限公司を叱責し、輸出業務を停止させたと発表した。


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