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  ニュース     2019/12/26 18:59

中国:公道実験前の自動運転テスト、広州市が抽出方式に簡略化 無料記事

 自動運転車の公道実験前に実施される閉鎖空間での走行テストに関して、広東省広州市は実験車を抜き取り方式に簡略化する。同一ロットで生産され、かつ車型、搭載システム、車両構造が同じであれば、最大で5台を1グループに分割。1グループごとに1台を無作為に抽出した上で、「広州市インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)模範区運営センター」が閉鎖道路での走行テストを実施する――という内容にルール改正した。

 広州市ICV模範区運営センターがこのほど、「広州市ICV“三同”実験車両管理弁法(試行)」として公布している。抜き取り方式に改めることで、車両開発企業の実験コストを大幅に削減できる運び。これまでは、公道実験許可の前提として、全車両に閉鎖道路での走行テスト合格を求めていた。

 ただ、実験車両のハードウエ構造に変更があったり、ソフトウエアを大幅にアップグレードしたり、または車型に調整を加えたりした場合は、車型、搭載システム、車両構造が同じである事実を証明する「三同」認証を再度取得しなければならない。

 また5台に1グループの「三同」車両について、連帯責任制度を導入。公道実験に進んでも同一グループ内の1台でも、◆累計違反点数12点に達した場合、◆実験中の車両故障、走行データの同時クラウド化不能が発生、または人による運転引き継ぎが30分内に3回以上発生した場合――はグループ全車両の実験走行を中止する。

 さらに、「グループ車両のうち1台でも、500人民元(約7826円)以上の罰金、または運転免許取り消しや行政拘留の対象となる重大交通違反を犯したり、車両側の過失割100%の死亡事故を起こしたりした場合は、テスト実施車に付与した自動運転実験用ナンバープレートを全回収する」と規定した。


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