ニュース 2020/05/14 18:59
中国:新型コロナ「パンダ外交」に影響、笹不足でカナダが2頭返還
リスク管理・社会
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の余波が中国が友好国にパンダを貸し出す、いわゆる「パンダ外交」にも及んでいる。カナダ西部のアルバータ州にあるカルガリー動物園は新型肺炎の発生後、パンダの食糧となる新鮮な笹の輸入が困難に陥った。このため、2年前倒しで2頭のジャイアントパンダ「二順」と「大毛」を中国に送り返すという苦渋の決断を下している。両国の協定では当初、2頭のパンダは2023年に中国に返還される予定だった。中国政府系メディアが13日付で報じた。
カルガリー動物園のスタッフは、「これまで2頭分の笹の確保に注力してきたが、新型コロナの影響で、週2回のビジネス便では新鮮な笹を十分に輸入することができなかった」と指摘。パンダは新鮮な笹しか食べないため、輸送中に古くなった笹は与えることができないという。
同動物園の園長は「2頭を一刻も早く返還するため、カナダ政府と中国政府に承認手続きを早めるよう要請している」と説明した。
「二順」と「大毛」は2014年にカナダにやってきた。トロント動物園で2頭の赤ちゃんを出産した後、カルガリー動物園に移った。「二順」と「大毛」が生んだ「加パンパン」と「加悦悦」についても、年内に中国に返還される予定となっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
カルガリー動物園のスタッフは、「これまで2頭分の笹の確保に注力してきたが、新型コロナの影響で、週2回のビジネス便では新鮮な笹を十分に輸入することができなかった」と指摘。パンダは新鮮な笹しか食べないため、輸送中に古くなった笹は与えることができないという。
同動物園の園長は「2頭を一刻も早く返還するため、カナダ政府と中国政府に承認手続きを早めるよう要請している」と説明した。
「二順」と「大毛」は2014年にカナダにやってきた。トロント動物園で2頭の赤ちゃんを出産した後、カルガリー動物園に移った。「二順」と「大毛」が生んだ「加パンパン」と「加悦悦」についても、年内に中国に返還される予定となっている。
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