中国のテレビ（TV）製品市場で海信集団有限公司（Hisense）のプレゼンスが高まっている。今年第19週（5月4〜10日）の販売上位10機種は、そろって5000人民元（約7万5000円）以上のミドル・ハイエンド製品で占められた。なかでも半分の5機種は、海信の製品となっている。調査会社の奥維雲網（AVC）がこのほど報告した。
　5月4〜10日のテレビ小売販売額では、海信の機種が全体の23.6％に達し、メーカー別の首位を走り続けている。ミドル・ハイエンドTV製品の売れ筋5機種は、Uシリーズの超高精細TVで4製品、LシリーズのレーザーTVで1製品となった。
　反射で画像を形成する受動的な発光原理を利用したレーザーTVは「目に優しい」だけに、新型コロナウイルス感染防止で自宅に滞在する時間が長くなった今年第四半期に販売好調。75インチ、80インチ、88インチの海信TVが人気化した。今年第1四半期の中国レーザーTV小売販売市場では、海信ブランドが80インチ以上製品で30％を超えたという。


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