浙江省杭州市が電源管理チップの生産工場を新たに誘致した。傑華特微電子（杭州）有限公司は27日、総額3億人民元（約45億3000万円）を杭州市西湖区に投じることで現地政府と合意。ハイエンドな電源管理チップの量産に乗り出す計画を打ち出した。半導体チップの研究・開発・販売・アフターサービスも手掛ける電子デバイス基地とする。DRAMeXchangeなどが伝えた。

　杭州に本部を構える傑華特は2013年3月に発足。張家港、深セン、アモイのほか、韓国、米国に支社を設立した。パワーICの開発に強みを擁する。電池管理IC、DC/DCコンバーター用ICなどを生産してきた。2019年、華為技術有限公司の傘下ファンドから出資を受けている。

　これまで華為グループが投資した半導体企業は、山東天岳（持ち株比率10.0％）、傑華特（6.0％）、裕太車通（10.0％）、深思考（3.67％）、鯤游光電（6.58％）など。このほか、通信機器向け集積回路設計の海思半導体（HiSilicon Technology）を中核子会社に擁する。


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