中国就職情報サイトの「智聯招聘」がこのほど発表した今春の国内ホワイトカラー層を対象とする転職動向調査リポートによると、「新型コロナウイルスの流行によって転職活動に影響が出た」と回答した人は全体の66.24％を占めた。このうち52.19％の人は「転職に慎重になった」と答えた。中新経緯が3日付で伝えた。

　中国国内の新型コロナウイルスは昨年末から感染が広がり、例年は春節（旧正月）の長期休暇後に本格化する転職市場に大きな影響を与えた。感染封じ込めのために企業の再稼働が遅延。景気低迷による業績悪化を受けて、新規採用を控える企業が続出した。

　同調査では転職を考える理由について半数以上の人が「賃金に不満があるから」と回答。また「昇進や福利厚生に不満があるから」との答えも目立つ。今年は春節休暇後に企業のリストラや給与削減などに関する情報が多く出回ったため、就業者の転職意欲に影響が出たとみられる。


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