電気自動車（EV）とプラグインハイブリッド車(PHV）をカテゴリーにした企業別の世界販売ランキングで、今年1〜5月は中国5社が上位20位内に入った。うち新興EVメーカーの蔚来汽車（NIO/NYSE）は、1万429台を売って18位に躍進。初の20位圏内入りを果たしている。EV/PHVの販売台数を調査している「EV Sales」がこのほど報告した。

　このほか中国勢では、比亜迪（BYD：1211/HK）が4位（4万4267台）、上海汽車が5位（3万787台）、広州汽車が14位（1万6916台）、北京汽車が17位（1万4164台）に食い込んだ。

　1〜5月は、米テスラ（TSLA/NASDAQ）が断トツの首位。販売を12万7804台に積み上げ、2位の独BMW（4万8268台）を大きく引き離している。テスラの主力車「Model 3」は5カ月で10万6374台を販売し、車種別の世界首位を独走した。中国販売が寄与し、5月単月販売でも「Model 3」は堂々の世界TOPを確保している。

　今年5月の世界電動車販売は、前年同月比23％減の14万4600台に低迷したものの、落ち込み幅は4月の30％から7ポイント縮小した。うちEVは28％減、PHVは9％減。電動車販売全体に占める比率は、EVが67％、PHVが33％で推移している。

　1〜5月にかけた世界の電動車販売は、前年同期比14％減の71万7756台に縮小した。


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