電気自動車（EV）などの専門ニュースサイト「エレクトレック」によると、米テスラ（TSLA/NASDAQ）の2020年上半期の世界販売台数は17万9000台に達した。全国乗用車市場信息聯席会（CPCA）の統計では、同社の第2四半期の中国市場への供給台数は3万1000台で、中国は世界販売の30％以上を占める米国に次ぐ主力市場に躍進している。第一財経が6日報じた。
　また、中国汽車工業協会（CAAM）の統計によると、テスラは上半期、上海の大型工場で生産した最低価格車種の「Model 3」が国内新エネルギー車（NEV）市場で販売台数首位の4万5800台（シェア14.6％）に上った。中国現地化戦略の推進で、20年末には販売全体に占める現地生産車の割合が80％に達する見通し。21年には新型SUV（スポーツ多目的車）「ModelY」の出荷開始も予定する。
　テスラ売上高は、今年上半期に120億2100万米ドル（約1兆2700億円）まで拡大し、うち約20％を中国市場が占めた。特に第2四半期は23.19％と、前年同期の2倍以上に比率が上昇した。中国生産・販売の大きな成功が同社の業績向上に貢献している。


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