広東省の電力消費が過去最多を更新した。省全体のピーク値電力量は、14日午後3時ごろに1億2381万キロワット（kW）に達し、2019年通年のピーク値を1.51％超えている。南方電網傘下の広東電網公司による報告として、中国新聞網が伝えた。

　この背景には、経済活動の活発化、気温の上昇などがある。省内の東莞、恵州、江門、中山、汕頭、肇慶、清遠、陽江、梅州、掲陽、潮州、雲浮の各地では、このところ連日にわたってピーク値の最高を塗り替えてきた。

　広東省の電力消費は、3〜6月にわたって前年同期と比べたマイナス成長幅を縮小させている。今年1〜6月にかけた上半期の累計では、前年同期にほぼ並ぶ2964億8400万キロワット時（kWh）と回復しつつあった。今後に関しては、8月上旬にも対前年同期比でプラス成長に転換する見通しという。

　医薬・バイオ、パソコン、通信、その他エレクトロニクス製品の製造業で電力の消費量が目立って増えてきた。第3次産業の通信・情報サービスは、上半期の電力消費が15％拡大している。このほかインターネット関連サービスで3割超、ソフトウエア・情報技術サービスで6割超の伸びを達成した。


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