半導体チップ設計の珠海欧比特宇航科技（ORBITA：300053/SZ）が人工知能（AI）搭載チップなどの新製品開発に乗り出す。システムLSIメーカーの同社は9日、増資を通じて最大17億2900万人民元（約260億6000万円）を調達すると発表した。AIチップ分野に6億9800万人民元、SRAM/超大容量NANDフラッシュメモリ分野に4億人民元、検査設備・スマート排水管理分野に3億人民元などを投じる。

　2000年3月に発足した欧比特は、航空・宇宙向けの電子デバイス生産を手掛けてきた。システムLSI、SIP（1パッケージに複数LSIを封止した半導体）の開発技術を擁する。


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