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  ニュース     2019/10/28 19:10

中国:IC産業振興第2号ファンド運用へ、登録資本2000億元超で発足 無料記事

 自国の半導体産業を振興するための専門ファンド第2号が発足した。国家企業情報サイトによれば、新会社の「国家集成電路産業投資基金二期股フン有限公司」は10月22日に登記完了。登録資本2041億5000万人民元(約3兆1500億円)で正式発足した。半導体産業チェーンの強化を目指す。
 株主は27社・組織を数える。中国財政部は225億人民元(持ち株比率11.02%)、国家開発銀行が220億人民元(10.78%)、成都天府国集投資有限公司、中国煙草、電子信息産業集団、華芯投資、建広資産など6社が150億人民元(7.35%)ずつなど。
 通称“大基金”と呼ばれる国家集成電路産業投資基金の1号ファンドは2014年9月24日に発足。募集予定額を1200億人民元に当初設定し、最終的な募集額は1387億2000万人民元に積み上がった。1号ファンドの運用を手がける国家集成電路産業投資基金股フン有限公司(登録資本987億2000万人民元)には、中国財政部が36.47%、国開金融有限責任公司(国家開発銀行の全額出資)が22.29%ずつ出資。このほか中国煙草、中国移動、亦荘国投、上海国盛、中国電科、紫光通信、華芯投資などが主要株主に名を連ねた。
 1号ファンドは18年9月末までに77プロジェクト、半導体関連55社に投資。集積回路(IC)チップの設計、製造、組立・検査、製造装置、材料などの各分野に資金を注入した。


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