中国青年報社社会調査センターがこのほど同国民2002人を対象に行ったアンケート調査で、「今年の春節（旧正月）休みは忘れられないものになった」と答えた人が94.1％を占めた。新型コロナウイルスによる肺炎の流行によって旅行や親戚訪問などの予定が崩れ、家族と巣ごもりする時間が長くなり、「普段の春節ではできない経験ができた」と感じた人が多かった。中国青年報が6日付で伝えた。

　春節休みにしたことを問う質問には、「テレビやドラマ、インターネット動画を見た」との回答が78.9％と最多。次いで、「スマートフォンをいじっていた」が69.4％、「寝たり、休憩したりした」が62.7％、「新型肺炎に関する報道に注目していた」が62.0％。ほかに「父や母とおしゃべりをした」が38.5％、「子供と一緒にいた」が35.5％、「勉強をしていた」が33.0％となっている。

　また、「春節休みの収穫」としては、「十分な休息ができた」とする答えが71.3％、「家族と共に楽しむことができた」が52.9％、「多くの人が協力して困難に立ち向かう空気を感じることができた」が45.4％。

　総体的に普段はしない手間のかかる料理をしたり、長時間、子供と遊ぶといった体験を通じ、「新しい春節連休の過ごし方を見つけた」とする意見が多数を占めた。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。