2020年4月末時点で携帯電話契約は、中国全体で15億9008万件に拡大した。前月との比較で53万件増え、3月末のマイナス成長からプラスに転換している。このうち4Gユーザー数は12億7268万件。携帯電話契約者数に占める比率は80.0％と、横這い推移の傾向が続いている。工業和信息化部（工業情報化部）が発表した。

　中国情報通信研究院の発表によると、4月の国内携帯電話出荷台数は、前年同月比14.2％増の4172万8000台に拡大。1.2％増加した19年5月以来、11カ月ぶりに増加に転じている。3月は23.3％減だった。4月に国内市場で新たに販売された機種数は48モデルに達し、19年4月の42モデルを上回っている。

　5G端末の普及が急ピッチに進んだ。5G端末の国内出荷台数は4月に1638万2000台に拡大し、携帯電話国内出荷に占める割合は39.3％に達した。1月からの累計は3044万1000台に増え、携帯電話国内出荷の33.6％を占めている。また、5G端末の新機種数は4月が22モデル、1月からの累計が65モデルに積み上がった。

　4月末の5Gユーザー数は、中国移動（チャイナ・モバイル：941/HK）が4374万5000件。3月末の3172万3000件から約1200万件増えた。中国電信（チャイナ・テレコム：728/HK）は2170万件。3月末は1661万件で推移している。

　省市別の携帯契約者数では、広東省が1億5954万8000件で最多。全国の10％を占めた。2位は山東省の1億722万5000件、3位は江蘇省の9995万9000件だった。2019年4月との比較では、上位3エリアいずれも減少している。


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