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  ニュース     2020/04/17 18:59

中国:3月都市部失業率は5.9%、過去最悪前月から0.3ポイント改善 無料記事

 中国都市部の調査失業率は今年3月に5.9%となり、前月比で0.3ポイント低下(=改善)した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて前月は6.2%まで上昇し、記録上の過去最悪水準を記録していた。都市部の新規就業者数は、1〜3月累計で229万人となっている。国家統計局が17日に報告した。
 うち25〜59歳の調査失業率が5.4%となり、全国平均を0.5ポイント下回った。前月比で0.2ポイント低下している。一方、主要31都市の調査失業率は5.7%で、前月並みの水準。全国企業就業者の労働時間は3月に週平均44.8時間となり、前月比で4.6時間拡大した。
 中国は例年3月に開かれる全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で雇用政策の目標値を発表するが、今年は新型コロナ流行の影響で全人代開催が延期されている。2019年の目標値は、都市部の新規就業者数が1100万人以上、都市部の調査失業率が5.5%前後に設定された。
 中国では過去に登録失業率のみ開示されてきたが、18年3月以降、登録失業率、調査失業率の2種類が公表される形に切り替えられた。調査失業率は全国調査に基づくもので、より実態に近い失業率を示すとされる。登録失業率の発表は四半期ごとに行われ、直近の19年12月末で3.62%という水準だった。


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