電子情報製造業（一定規模以上の企業のみ集計）の総売上高は2020年1〜5月に、前年同期比で1.3％増の4兆238億人民元（約615兆円）に伸びた。新型コロナウイルス流行を受けてマイナス成長が続いていたが、年初来で初めて増加に転じている。一方、税引前利益は0.5％増の1709億人民元となり、増加率は1〜4月の15％から鈍化した。中国電子信息業界連合会が3日報告した。

　このほか、ハイテク製品の輸出額は1〜5月に3.3％減の2668億米ドル（約28兆円）。製品別では、携帯電話が8.6％減の431億米ドル、音響映像設備・部品が14％減の197億米ドル、コンピューター・部品が1.5％減の737億米ドルなどとなった。

　一方、電子情報製造業の固定資産投資額は1〜5月に前年同期比で6.9％増加。増加率は1〜4月の1.1％から加速している。

　国家統計局によると、主要品目別の累計生産数は、携帯端末が16.5％減の4億6323万9000台に縮小。一方、コンピューターは5.7％増の1億3043万6000台、集積回路（IC）は13.3％増の934億9000万個だった。


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