【亜州ビジネス編集部】中国政府が「人民元」のグローバル化を進めている。決済通貨と外貨準備の分野では、世界5位の通貨にそろって躍進した。中央銀行の中国人民銀行がこのほど報告している。
　国際銀行間通信協会（SWIFT）の統計を引用し、主要通貨に占める今年6月の決済額シェアについて、中国が5位にまで上昇したと指摘した。決済シェアは1.76％に上る。
　また、中央銀行の外貨準備に占める人民元の比率も拡大した。IMFが人民元をSDRバスケットに加えた2016年の1.07％と比較し、足もとで1.95％に0.88ポイント上昇したと評価している。世界70カ国余りの中央銀行や金融当局が人民元を外貨準備に含めていると補足した。


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