新型コロナウイルスの流行を受けて1月末から一時休業している上海ディズニーリゾートは6日、今月11日に営業を全面的に再開すると発表した。3月9日から屋外の一部施設に限って営業を再開していたが、テーマパーク部分を含む全エリアを再開放する。世界のディズニーリゾート6カ所のうち、米国や日本などは引き続き休園しており、営業を再開するのは上海が初めて。ただ、防疫対策として当面は入場規制を行う方針だ。現地メディアが伝えた。
　上海ディズニーによると、当面は事前予約制による入場制限を行う。8日午前8時（現地時間）から公式サイトなどで受付を開始する予定だ。また、感染対策として、入園時の検温とマスク着用を義務付ける構え。
　上海ディズニーリゾートは3月9日、ショッピングモールの「迪士尼小鎮（ディズニータウン）」、屋外公園の「星願公園（ウィッシングスター・パーク）」、隣接ホテル「上海迪士尼楽園酒店（上海ディズニーランドホテル）」内のレストランなど一部施設の営業を再開。ただ、メインとなるテーマパーク部分は依然として休園していた。
　中国国内では新型コロナウイルスの感染拡大がピークアウトする中、多くの観光地が営業を再開している。文化旅遊部によると、メーデー連休（1〜5日）初日の1日時点で国内のAクラス景勝地8498カ所が営業を再開した。これはAクラス景勝地全体の70％に相当する規模。感染拡大防止策として、各観光地は入場客を「通常時の3割」に制限する措置を実施している。


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