新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中国では今年に入って家で過ごす時間が増えた人々による「巣ごもり需要」が急増した。調理の参考にするレシピサイトの閲覧やゲーム機の購入、ゲームアプリのダウンロードなどが大幅に増えた。だがここにきて、新型肺炎の新規感染が落ち着いてきたことから減少に転じている。中国青年報が10日付で伝えた。

　防疫抑制対策で外出規制や外食自粛などを強いられていた時期、レシピサイトの「下厨房」は多くの閲覧者を集めたものの、最近は1日当たりのアクティブユーザー数が減少してきている。

　人気ゲーム機「ニンテンドー・スイッチ」と専用ゲームソフト「リングフィットアドベンチャー」などは、巣ごもり時期に需要が拡大し、値段が高騰したが最近は値下がりしてきた。ピーク時に1900人民元（約2万9000円）もの高値で売買された「リングフィットアドベンチャー」は3月初めに各地域で企業の再稼働が増えて以降、1500人民元前後に値下がりしている。


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