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  ニュース     2020/09/15 19:59

中国:20年のゲーム市場は14%成長、CNGなど予測 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】ゲーム市場調査の伽馬数据(CNG)と騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)のクラウドサービス部門「騰訊雲(Tencent Cloud)」が共同でまとめた「2020年ゲーム産業トレンド報告」によると、今年の中国ゲーム市場の実際の売上高は2700億人民元(約4兆2000億円)規模に上る見込みという。前年比で14%以上の成長を達成する計算。モバイルゲームが全体の伸びをけん引している。経済日報がこのほど報じた。
 今年上半期、中国で開発されたインターネットゲームによる中国国内市場の売上増加率は30.4%、海外市場は36.2%で、海外市場の方が伸び率が高かった。中国の新規ユーザー獲得に困難さが増す中、米国や日本が業界企業の重要市場に浮上している。輸出商品では、SLG(シミュレーションゲーム)を含むストラテジーゲームが主流だ。 
 同報告書は、中国のクラウドゲーム市場について、今後数年は規模が安定成長するものの、爆発的な成長には依然時間がかかると指摘。その理由として、全体的な注目度が低いことや、第5世代(5G)通信ネットワーク網などインフラ構築が進んでいないことなどを挙げた。今年の市場規模は前年比2.2倍以上増の12億人民元を予測している。
 今年上半期のeスポーツ市場売上高は、前年同期比54.7%増の719億4000万人民元に達した。他のユーザーとの試合や交流などが魅力で、需要の拡大が続いている。


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