電気自動車（EV）大手の米テスラ（TSLA/NASDAQ）が今月2日から、中国本土の販売店舗全てを一時的に閉鎖しているもようだ。米有力メディアのCNBCが6日、テスラのある販売員がSNS「微信（ウィーチャット）」に投稿した内容を引用して伝えている（香港店舗が閉鎖対象に含まれるかどうかは不明）。CNBCは6日の営業時間内（中国時間）にテスラ中国のコミュニケーションオフィスにコメントを求めたが、返答がなかったという。

　なお、テスラの上海工場も今月9日まで閉鎖中だ。現地メディアによると、中国現地政府の指導のもと、春節休暇期間を1月31日→2月9日に延長しているとされる。テスラの陶琳副社長（大中華圏担当）は5日に中国のSNS「微博（ウェイボー）」上で、あるユーザーからの「新型コロナウイルスの感染拡大の影響により納車が遅れないか」との質問に対し、「春節後の2月初旬に配送予定だった車両の出荷が一時的に遅延することになった。現在は出荷に向けた各種計画を策定中」と説明していた。


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