パナソニック（6752/東証）は25日、東南アジアの大型施設向け空調機の開発・販売で香港の空調機メーカー、ウエルカム・エアーテック（WAT）と提携すると発表した。両社の技術を組み合わせて環境負荷の小さい空調ソリューションを開発し、成長著しい域内需要を取り込む。

　WATは空気調和機（AHU）を中国とマレーシアの工場で生産し、アジアやオセアニアで販売している。今回の提携では、パナソニックのビル用マルチエアコン用インバーター技術とWATのAHU技術を組み合わせ、エネルギー効率が高く環境負荷を抑えた大型施設向け空調ソリューションを開発する方針。また、両社のクラウド技術を活用し、遠隔操作やメンテナンスなどの利便性向上も図る。

　ビル用マルチエアコンとAHUを組み合わせた空調は、ビルや学校などで導入への関心が高まっているという。


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